哲学から演歌まで  

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2012年 06月 26日

今日も気になることが駆け巡る

 NHKの国会中継を見る。3党合意で、日頃は野党席にいる自民党・公明党が民主党と同じひな壇にいる。社民党や共産党の質問が今日はいやにまともな論理として聞こえてくる。質問の主旨とはピントがずれた、意図的に外した枝葉の話ばかりで応答する3党。枝葉の話までするのが政権政党側のリアリティ「政治は結果です」との筋らしい。政局についてのディベートは、態度物腰も含め、レトリックの見世物と民衆は知った。切れのいいレトリックのないことにも失望している民衆。特に3.11から今日までつぎつぎ暴かれた情報からのダメージは大きい。「民意・民意」とか「心から・心から、心から」「政治生命を賭けて」など政治理念、政策、とは別次元のレトリックにもならない「情緒」に訴える言葉が何よりの説得と思っているらしい時代錯誤。「絆」の大切さの刷り込みが民衆に十分効いていると思っているらしい。時勢の都合で、ある時期白としていたものが、グレーになろうが、黒になろうがそんなことはどうでもいい。欲得・利権だけで転ぶあの黒幕弁護士ロジックといった人もいる。

 国会の外では消費税反対のデモが、一人の青年の投げたネットの言葉が今や4万人もの集まりになっている。首謀者のいない集まり。これが今回の特徴。ほとんどのメデイアで取り上げないのも今回の特徴。

 京都の大学で行われた元新聞記者の講演会に集まった人たちが、大教室に入れきれず多くの立ち見が出た。震災前に東北に農地を買い農業をやっていて今回の震災と放射能被害に遭った。政府は最初から東北は切り捨てるつもりでいたから、アメリカからのまともで親切な情報も無視した。その結果多くの放射性物質による被害者をだした。その実態は今も隠されている。大飯原発が、福島並みの事故を起こしたら、低いところに溜まるセシュウムの性格から、京都盆地に溜まる。琵琶湖もやられるから、京都・大阪の水源はアウト。人は住めない地になる。
 東北の地元の人は、政府・民主党、東電、官僚と、ここまで仕掛けた自民党に「われら3代を通して呪ってやる」といっている。

 私はこんな情報を知った。東京のとある放射線治療で権威のある病院の玄関先に「今回の福島原発の放射能被害にについての診察・治療はお断りしています」との告示が玄関にしてあったと。
こんな日本の環境下でよくも「絆」とか「怒らないこと」などいえたものだと。

 「11.25 自決の日──三島由紀夫と若者たち」の映画を観た。
 三島独特の天皇主義と不可分の三島の美意識。GHQの占領下と戦後改革への違和感。現人神としての天皇を愛する一方、昭和天皇を憎んだ心。2.26事件、天皇陛下万歳と叫んで死んでいった若者と、マッカーサーとの繰り返した会談で、天皇制の存続と民主主義政治との折り合いに重要な役割を果たした。天皇への憎しみ。
 京都人気質なら選択しないだろうと思う一途さ。ナルシズムとピュアともいえる精神の緊張と死の覚悟。そして美意識と体制への不条理な怒り。
 
 朝早く起きてきた妻が、夜中に読んだブログの話をする。
 幼い頃から天才肌の少年は、IQが200近くもあり、飛び級で進学し、親はその子にとほうもない夢を見ていた。その子は親の期待通り、とんとん拍子にエリートへの道まっしぐら。国内トップの国立大学を卒業した彼は、就職せず、大学院へ。博士課程を修了し、研究者の道に進もうとした。ところがその世界には強靱なシンジケートとしての闇の組織があり、その力にはじかれ彼は生まれてはじめて挫折した。就職は引き手あまたとうぬぼれていたが、どこの会社も受け入れてくれるところなし。臨時雇いのフリーターを転々として、唯一の技能大型運転免許で、今は夜行高速トラックの運転手。妻はそれほどの就職難とは知らなかったといったが、私は別に驚かなかった。

 「~三島由紀夫と若者たち」の映画監督若松孝二氏と、元オーム真理教上裕史浩広報部長を同席させた読売テレビ「そこまで言って委員会」。
 ・信じるよりどころを失った理系高学歴の若者とオーム真理教。
 ・あの浅間山荘事件、東大紛争、よど号ハイジャック事件などの若者と、楯の会の若者。
 ・左派右派関係なく、若者のはパッションへ憬れ。魂を燃焼させたかった深層欲求。
 ・マインドコントロールと絶対帰依からの脱出→相対的価値の信仰へ(そんなものが存在する?)
  オーム事件については今だ不可解な真相。、

 まだ書いてないが、3.11直後から気になっている日本人起源としての「縄文人」「弥生人」。大和朝廷が「まつわらぬ民」とした東北蝦夷(えみし)を追い詰めばらばらにし、歴史から抹殺した蝦夷末裔の怨みと哀しみ。その怨みや哀しみは東北人の深層に沈み、演歌の源流となって下向きな地下水脈のこころに今も生きている。
 大飯原発再稼働についても、一番怒ったのは福島の人だった。
  

by kuritaro5431 | 2012-06-26 06:38


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